グループ療育について

グループ療育では、他の子どもと一緒にしたいという気持ちや集団の中での成功体験により、集団行動の中で適切な振る舞い(ルールやマナー)や子ども同士のコミュニケーション、集団内での自信の向上を図ります。

幼稚園(保育園)という大人数では、不安に感じてしまうお子様がいたり、大人の目が行き届かない場合もあります。

グループでは、大人数では不安に感じるお子様も安心しやすく、いろいろなことにチャレンジする姿が増えたり、関わるスタッフもお子様の困り感や発達のチャンスに気づきやすいため、ご本人の特性に合わて関わることができ、発達を促しすいことがメリットです。

また、そうやって発見したお子様の特性や、その特性に合った関わりについて、幼稚園(保育園)の先生と共有することで、園でも自信をもって生活してもらえるように働きかけることができます。

ちょうどいい人数で、ちょうどいいチャレンジを提供できる、それがグループの良さです。

児童発達支援をご利用の方が対象です。

グループ療育では1回のご利用時間が75分です。子ども5名+スタッフ4名の小集団です。

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準備

来所されたらまずは遊ぶ準備をしてもらいます。上着を脱ぎ、荷物をかごに入れお帳面に出席シールを貼ります。

療育時の用意の練習を視覚支援するコーナー
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自由遊び(15分)

準備が終わったら、施設内の遊具を使って親子で自由遊びです。まずは、思い思いに遊ぶことにより、集団に参加するための気持ちと身体を準備します。

指導員も同室しており、一緒に遊びます。遊び方がわからないなど困ったことがあればお声掛けください。

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グループ療育プログラム(40分)

全員で集まってまずは挨拶をし、一日の流れを確認することで、見通しをもってプログラムに参加できるようにします。その後は、保育士が考えたプログラムに取り組みます。

プログラムは身体活動と机上活動の2本立てです。

身体活動(20分)

身体活動では、感覚統合遊具などを用いて遊びます。姿勢を保つことやバランスをとること、力加減が必要な遊び等を通じて感覚や運動の発達を促します。また、年齢によってはルールのある遊びを通じて、指示やルールに沿って行動する力にも働きかけます。

机上活動(20分)

机上活動では、感触遊びや工作・造形活動を通じて指先の運動だけでなく、形を捉える能力、計画性などの認知能力にも働きかけます。

サブスタッフには作業療法士がおり、お子さんの様子に合わせてサポートに入ります。
グループの中での「できた」を積み重ね、自信とやる気を引き出すこと、同年齢の子ども同士での自然な関わり合いの中で、共感性やコミュニケーションスキルを高めていきます。

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終わりの挨拶

療育プログラム終了後には、その日のことを振り返り、うれしかったこと、悔しかったこと、おもしろかったこと、悲しかったこと、いろいろな気持ちに気づけるようにお話をします。

また、次回のプログラムについてもお知らせして、見通しをもって来所できるようにサポートします。

対象発達が気になる1歳~18歳までのお子様
(児童発達支援の受給者証をお持ちの方)
定員1回5名
営業時間9時00分~13時00分、14時00分~18時00分
サービス提供時間【月】10時30分~11時45分
【火・水】10時30分~11時45分・14時30分〜15時45分
定休日日曜、国民の祝日、年末年始休み(12/29~1/3)

ご利用料金

厚生労働省の告示に基づく、利用料の10%が利用者のご負担となります。
(90%は受給者証を発行する自治体負担となります)

但し、受給者証の負担上限額に記載されている金額以上のご負担は必要ありません。

年少~年長児は無償化の対象となります。

対象地域

特に指定はございません。尚、送迎サービスは行っておりません。

お申し込み方法

こちらの【ご利用の流れ】をご確認ください。