えんりっちの理念は「子育ての縁を豊かに」すること。
お子様への根拠のある発達支援はもちろんのこと、子育ての主役である保護者様へのサポートにも力を入れています。
1.感覚統合理論を主軸とした療育
自分の体を使ったり、道具を使ったり、人とコミュニケーションを取ったり、勉強したりと、私たちは、無意識のうちに周りの環境とうまくかかわっています。
これは脳に入ってくるいろいろな感覚を、うまく整理したりまとめたりすること、感覚統合がうまくいっているためです。
感覚統合がうまくいかないと、姿勢が保てず座っていられない、運動が苦手、手先が不器用、コミュニケーションが難しい、言葉の遅れ、勉強が難しいといったお子様の状態に影響します。
1.子供たちがやってみたいと思える活動を
2.子供たち自身が能動的に行い
3.うまくできたと実感できること(成功体験)
この3つがそろっている時、感覚統合機能が最も発達するというのが、感覚統合療法の基本的な考えです。
そのため、感覚統合の活動内容は、子供たちが「とても楽しい」と思えるものになっています。
作業療法士は、感覚入力をうまく整理し、子ども自身が色々なことに気がつけるよう、また適切に体を対応させていけるよう、感覚入力の方法(触り方、揺らし方など)を微妙に調節したり、関わり方を工夫したりし、お子さんにとって程よい挑戦を提供し、やる気と自信を引き出します。
2.スタッフ全員が専門職
"えんりっち"の児童指導員は、作業療法士、保育士と全員が専門職。
みんな発達や療育に関する専門家です。
作業療法士
お子さんの様々な行動を、能力・環境・活動を総合的に分析し、お子さん自身に見合った目標を提供します。
保育士
子どもの生活と、遊びの専門家。子どもの発達段階や興味に合わせた遊びや活動を提供します。
これらの専門スタッフが協力し合って、遊びを通した発達支援を行うことで、お子さんの自信や向上心を引き出し、生活の質(QOL)を高めていくお手伝いをします。
3.手厚い保護者サポート
えんりっちには送迎がありません。これには理由があります。
子育てには正解はありません。Aくんにはよかったことも、Bくんには違ったり...
お子様が生まれ、お母さん、お父さんも初めてのことばかりで、初めからうまくはいかず、試行錯誤の連続で不安もたくさん募ります。
そんな子育てには周囲からのサポートがとっても役に立ちます。具体的な助言をしてくれる人、話を聞いてくれる人、苦労を共感してくれる人、いろんな人に支えてもらいながら親としての成長があると思っています。
えんりっちでも、お子様の療育を通じて、少しでも保護者様の力になり、子育ての縁を豊かにしていきたいと考えています。
そのためには、お子様の療育での姿を共有したうえで、療育のこと、子育てのこと、たくさんお話しができればと思っています。