親子のかかわりが今後の集団生活の基礎

就園前の年齢は親子のかかわりが重要な時期です。いろいろなことに興味が芽生えたくさんチャレンジしますが、そのためにはその場所や人へ安心できることがポイントです。

この時期は慣れない場所では保護者を安心の基地にして、子どもは新しい物事にチャレンジします。

親子療育では、安心できる環境の中で、たくさん新しいことに出会います。保育士が考えた遊びを親子で楽しみながら、お子様の成長をともに喜びましょう。

遊びが難しい場合には、サブスタッフ(作業療法士)がそばにいて、さりげなくサポートしますので安心してお越しください。

対象

児童発達支援をご利用の方

一日の流れ

準備
来所されたらまずは遊ぶ準備をしてもらいます。上着を脱ぎ、荷物をかごに入れお帳面に出席シールを貼ります。
自由遊び(10:30 ~ 10:45)
準備が終わったら、施設内の遊具を使って親子で自由遊びです。まずは、思い思いに遊ぶことにより、集団に参加するための気持ちと身体を準備します。
指導員も同室しており、一緒に遊びます。遊び方がわからないなど困ったことがあればお声掛けください。
療育プログラム(10:45 ~ 11:45)
全員で集まってまずは挨拶をし、一日の流れを確認することで、見通しをもってプログラムに参加できるようにします。その後は、保育士が考えたプログラムに取り組みます。プログラムは身体活動と机上活動の2本立てです。
身体活動では、感覚統合遊具などを用いて遊びます。姿勢を保つことやバランスをとること、力加減が必要な遊び等を通じて感覚や運動の発達を促します。また、年齢によってはルールのある遊びを通じて、指示やルールに沿って行動する力にも働きかけます。
机上活動では、感触遊びや工作・造形活動を通じて指先の運動だけでなく、形を捉える能力、計画性などの認知能力にも働きかけます。
サブスタッフには作業療法士がおり、お子さんの様子に合わせてサポートに入ります。
グループの中での「できた」を積み重ね、自信とやる気を引き出すこと、同年齢の子ども同士での自然な関わり合いの中で、共感性やコミュニケーションスキルを高めていきます。
終わりの挨拶(11:30 ~ 11:45)
療育プログラム終了後には、その日のことを振り返り、うれしかったこと、悔しかったこと、おもしろかったこと、悲しかったこと、いろいろな気持ちに気づけるようにお話をします。
また、次回のプログラムについてもお知らせして、見通しをもって来所できるようにサポートします。

スタッフ

保育士、作業療法士が在籍しています。