茨木市で放課後等デイサービスを検討中の方へ。後悔しないための「施設選び」3つの判断基準

なかがわ

こんにちは!
茨木市で児童発達支援事業や保育所等訪問支援事業を行っている「えんりっち」の中川です。

2月も後半。小学校の入学説明会が終わり、新生活の準備が少しずつ進んでいく時期ですね。

この時期、えんりっちにも施設選びについてのご相談が増えてきます。

「いくつかの施設を見学したけれど、どこも同じに見えて決め手がない」
「空きがあるところを早く押さえたいけれど、本当にそれでいいのかな」

茨木市内には数多くの放課後等デイサービス(放デイ)があり、施設によって役割や得意分野は異なります。

「空いているから」という理由だけで選ぶと、お子さんの過ごし方やご家族の安心感に差が出てくることもあります。

今回は、えんりっちの視点から、施設選びで押さえておきたい3つの判断基準についてお話しします。

目次

預かり型と療育型、どちらが今のお子さんに合っているか

まず整理したいのは、放課後の時間に「何を求めるか」という点です。放デイには大きく分けて2つのタイプがあります。

「居場所(預かり)」に重きを置いた施設

放課後の時間を安全に楽しく過ごすことが主な目的です。お仕事の都合で夕方まで預かってほしい、集団の中で自由に過ごしてほしいという場合には、こちらのタイプが合っています。

「発達支援(療育)」に重きを置いた施設

「じっと座れない」「字が乱れやすい」「お友達とのやりとりでつまずきやすい」といった具体的な困りごとに対して、専門職が関わりながら改善を目指す場所です。学校生活での困りごとを少しでも減らしてあげたいと感じているなら、こちらのタイプが選択肢になります。

もちろん、どちらが良い・悪いではなく、ご家庭の状況とお子さんの今の困りごとに合っているかどうかが大切です。

受給日数による使い分け

受給日数(障害福祉サービスの利用可能回数)によっても、選択に影響があります。

受給日数が5日の場合にはどちらかを選ぶことが多い印象ですが、10日以上あると居場所を重視の施設を軸に複数年継続して利用しながら、お子さんの困りに応じて発達支援に重きを置いた施設を並行して利用されることが多いと思います。

えんりっちでは、最初のご相談時に「今、何に一番困っていますか?」を丁寧に伺い、ご家族と一緒に優先順位を整理するところから始めています。

施設の「遊び」に専門的な根拠があるか。見学時の確認ポイント

なかがわ

見学に行った際、お子さんたちが楽しそうに遊んでいる姿を見て、「これは家や公園での遊びと何が違うんだろう?」と感じたことはありませんか?

確認してみてほしいのは、その「遊び」がお子さんの課題に対してどうつながっているか、スタッフが説明できるかどうかという点です。

たとえば、トランポリンを跳んでいるとき。

単なる運動として行っているのか、それとも「脳の覚醒レベルを整え、姿勢を保つための感覚を育てている」のか。

粘土や工作をしているとき。時間つぶしなのか、「手先の感覚(触覚・固有受容覚)を養い、鉛筆を持つ土台を作っている」のか。

えんりっちでは、日本感覚統合学会の認定セラピストでもある作業療法士(OT)の監修のもと、感覚統合理論に基づいたアセスメント(評価)を行っています。
お子さんの「できにくさ」の背景にある身体の感覚の発達を見立て、無理な練習ではなく遊びを通して「できる」の土台を積み上げていくという考え方です。

例えば、座り続けることが難しいお子さんの場合、座ることを練習するだけでは解決しないことが多いです。

座れることが難しい理由には、

  • 姿勢を保つ力が弱い
  • 動きの感覚が足りず、動きたい気持ちが強い
  • 座面(お尻)からの感覚が受け取りにくい
  • お話の理解が難しくその場を離れてしまう

など様々なことが想定されます。

ひとり一人の背景が異なるため、それを分析しお子さんに合った活動を提供することが大切です。

えんりっちでは、座ることが難しかったお子さんに対し、椅子の上に凸凹クッションを敷くことで座れるようになったという事例もありました。

アセスメントの結果を保護者の方と共有すると、「そんなことがあるんですね」と安心される方は少なくありません。

背景が分かることで、ご家族の関わり方にも自然と変化が生まれます。

保護者が療育に関われる仕組みがあるか

放デイでの数時間は、お子さんの生活のほんの一部です。施設を出た後の毎日の暮らしがどう変わるか、という視点も大切ではないでしょうか。

なかがわ

ここで注目してほしいのが、保護者支援のあり方です。

施設によって、保護者との関わり方はかなり異なります。送迎のみで直接やりとりする機会がほとんどない施設もあれば、定期的にフィードバックの時間を設けている施設もあります。

最近は送迎サービスのある施設が一般的ですが、えんりっちではあえて送迎を行わず、保護者の方と一緒に通所いただいています。

見落としやすい「保護者支援」の違い

お子さんの変化を施設と家庭の両方で共有できるかどうかは、療育の効果を日常生活に定着させるうえで大きな差になります。

見学時に「保護者へのフィードバックはどのような形で行っていますか?」と聞いてみるのもひとつの方法です。

えんりっちでは、療育のフィードバックの時間で、療育の中での成長を振り返り、ご家庭や園・学校での様子をやりとりすることで、療育の効果を家庭までつなげます。

教える側ではなく、一緒に考える関係。

お子さんの発達に向き合うなかで、判断に迷うことや不安を感じることは自然なことです。

えんりっちでは、教える・指導するという立場ではなく、保護者の方と一緒に考え、共に歩む「伴走者」でありたいと考えています。フィードバックを通じて、疑問や不安が少しずつ整理されていく。

そんな時間を大切にしています。

学校でも過ごしやすくなる「保育所等訪問支援」という選択肢

「施設では落ち着いているけれど、学校ではうまくいかない」

そんな心配を抱えている方もいらっしゃるかと思います。えんりっちでは、保育所等訪問支援という仕組みも用意しています。

これは、えんりっちの専門スタッフが実際に学校や園へ伺い、先生方と一緒に「この子が過ごしやすくなる工夫」を考える支援です。

なかがわ

座席の配置、活動の見通しの立て方など、現場の先生と連携しながらお子さんの居場所を作っていきます。

施設での支援と学校での環境調整、この両方があることで、新しい環境への移行もスムーズになりやすいと考えています。

まとめ:放課後等デイサービス選びで確認したい3つのこと

  1. 預かり型か療育型か お子さんの困りごととご家庭の状況に合ったタイプを選ぶ
  2. 遊びに専門的な根拠があるか  スタッフが活動の意図を説明できるかどうか
  3. 保護者も療育に関われるか 施設と家庭の両方で変化を共有できる仕組みがあるか

この3つを軸に比較すると、施設ごとの違いが見えやすくなります。

2026年4月、茨木市真砂にオープンする「えんりっち真砂」では、4月からの利用を希望される方を募集しています。

専門家の視点で、お一人おひとりに合わせた丁寧な見立てと準備が可能です。お子さんの特性に合った環境でスタートを切れるよう、一緒に準備を進めていきましょう。

まずは一度、ご見学にお越しください。お子さんの様子を見ながら、ご家族と一緒に「合っているかどうか」を確かめていただければと思います。

お気軽にお問い合わせください。

えんりっちでは、「自分らしく、安心して育つこと」を支えるために、支援の考え方や方針も、できるだけ丁寧にお伝えするようにしています。

もっと具体的に知りたい方へ向けて、支援プログラム全体の構成や考え方をまとめた資料もご覧いただけます。

また、「うちの子の場合はどうかな?」「ちょっと見学してみたい」と感じた方は、どうぞお気軽にご連絡ください。

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